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Les Confessions

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身分差の親友/元勲の食卓 

拍手ありがとうございます!!! ほんとにいつも皆さまありがとうございます…!!!



山田市之允 & 品川弥二郎  身分差の親友もえ~・・

市之允は産まれながらにして上士のぼんぼん…かたや、ヤジの家は極めて貧乏。松下村塾の改築をしたとき、工事費用を塾生みんなでちょっとずつ負担したそうですがヤジだけは、その費用すら払えず。免除されたそうな。長州藩士には身分差のあるコンビが多い。
例えば
伊藤博文 & 井上馨 (終生変わらない親友)
高杉晋作 & 山縣狂介(仲良いってか、ガタが一方的に慕ってただけ?)
高杉晋作 & 伊藤博文(アニキとパシリ)
木戸孝允 & 伊藤博文(伊藤は桂さんの従者だったけど、桂さんは対等に扱ってた)
このへんの、関係性がほんと好きvです。

徳富蘇峰によると 「伊藤と井上は仲良かったけど、そのぶんよくケンカもしてた。でも肝心なところでいつも井上が折れてあげてたので、二人の関係はいつまでも親友でいられた」 …だそうです。

確かに明治政府における井上馨は、伊藤博文の精神的拠り所というか最後の砦になってたように思います。
伊藤も何かあればすぐに井上に相談したり、甘えたりして・・この2人は実の兄弟以上に濃厚な絆で結ばれていますよね。

薩藩や土州は上士(エリート)とそれ以下の階級で社会的格差が大きく、互いに相交わることが無かったように思いますが、長藩でこのような身分差軽視の風習が浸透していたのは、面白い事実だと思います。

木戸さんが「五箇条の御誓文」の中で「四民平等」を訴え、天下の万民の身分差と格差をなくそうとしたのは、まさに長州人ならではの発想なのかな~・・・と思ったり。






元勲の食卓。 われながら酷い絵(笑)
木戸さんは「明治政府の母」(BY松平春嶽)なので後輩の面倒見が異常に良いw年長者だしねv
山縣狂介(有朋) 山田市之允(顕義) 伊藤俊輔(博文) 井上聞多(馨) 木戸孝允・・・私の贔屓にしている元勲v

維新の元勲。ペリー来航から十数年来、ともに維新(革命)を推進してきた長年の
竹馬の友であり朋友であり盟友であり運命共同体でありながら、しかしてその人間関係は、
一枚岩どころか絡まった糸のように複雑怪奇を極めている。…と思います。

例えば伊藤博文は、少年の頃から木戸(桂小五郎)のもとで重用されてきたにも関わらず
そんな大恩のある木戸を捨てて、大久保利通のもとへ去った。(「やきもち焼きの木戸」(BY大村益次郎)が いかに発狂したかは想像に余り有りますねw)。

井上馨と伊藤博文は、終生変わらない親友といっても、政治上対立することが往々にして有った。しかも井上は、伊藤と違って決して大久保利通に膝を屈する者では無かった。(かれは木戸が死ぬまで、木戸の味方だった。)

山田市之允は陸軍時代、山縣との対立を激化させ、陸軍を飛び出して司法の道へと転じて行った。
山田と木戸は、死ぬまで仲良かったようですが、木戸さんの欝病と不眠症には山田も内心辟易したんじゃなかろうか。ちなみに山田⇔井上はワケあって義理親子です。

山縣と伊藤は、大久保利通死後から次第にその関係の溝を深めてゆく。(すなわち山縣@陸軍卿の権威が徐々に増長し、政治にまで容喙して来るようになったのですなぁ)…表立った抗争というよりは彼らの喧嘩はあくまでも、『楽屋裏』で繰り広げられるようなものであったが。
両者は少年時代、松下村塾でともに机を並べ、青春を謳歌した関係にも関わらず、である。

うーーん・・・

人間って、時と場所・時代と立場が変われば、昨日の友が今日の敵っていうことがアタリマエに有るので、

このあたり、 ほんとに面白いと思います



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★BLOG開設10周年★

お陰様で・・・

早いもので、本日2016年6月17日をもちまして、拙ブログ開設から10周年を迎えます。



マジか!(私が一番驚いている)    10年だってよ。早いねえ!

途中、国家試験の勉強や大学院での研究生活などあって、2、3年ほど活動を休止していた期間もありましたが、ここにきて10年の節目を迎えることになりました。

これもひとえに、閲覧して下さった(今なお遊びに来て下さる)方々の暖かいご指導ご声援とご厚情の賜物でございます。
こんな酷い妄想を、日夜垂れ流し続ける公害同然の自己満足BLOGに、長らくご相伴くださり、今まで本当にありがとうございました。見てくれる人がいなかったら拙BLOGがこんにちまで続くことも無かったと思います。

実は、10年たったらBLOGを閉鎖しようかな・・・ と、去年の暮れまで考えてました。

漫然と続けるのは体裁が悪いし、もとはと言えば おえかき~ず様で晒す用と認識するところのブログだったので、きーず様が閉鎖されたときには 本当に、もう、やめよう・・・と思ったw
しかし、やむにやまれず、今日までおめおめと続いてしまいました^^;

思うに私は、自分の妄想を表現することで初めて平穏無事(?)な人生を送れる、そんな精神の屈折した人間なのです。
私は自分の人生と生活にかんけいの無い本を読んで妄想をたくましくすることで、やっと現実を一生懸命生きることができるのだと思います、もちろん現実と妄想は共存共栄できるはず無いのですがとにかく、(完成度の低い)妄想をこねまわすことで人生に潤いと、ハリとが与えられておるのです。。
読みたい、描きたい、妄想したい欲求は、私がブログを止めてもきっと私の人生に影のように付き纏い憑りつき離れないことでしょう。

とにかく現時点で、まだ妄想力と描きたい意思が存続しているので今暫くこのブログ、閉鎖はしないつもりです(まあ、いつどうなるかは解りませんが・・)。

遡ること10年前、私は成人そこそこの若者で、近代史と文学とお絵かきの好きな、科学(化学)に憧れている、ただの理系大学生でした。
それが今や、人生の酸いや甘いをそれなりに経験し人並みに老獪になりつつあるアラサー女子です。
10年前ブログを開設したとき、こんな(現在の)自分やBLOGをいったい想像し得たでしょうか? あに図らんや、であります。

或る意味平凡すぎるほど平凡な人生だけれども、人生の不思議とか妙味とかはそれなりにたくさん経験してきたつもりです。
私にとってこのBLOGは、そういう甘しょっぱい思い出のたくさん詰まった見返すのも恥ずかしい、妄想日記なので~す・・・

一体何を言っているのかと思われるかもしれませんが、今までお声をおかけくださった皆様、閲覧してくださった皆様、ありがとうございました。重ねて厚く御礼を申し上げます。

トリコはこれからも逞しく妄想し、かつまた怪電波を発信してゆく所存でありますので、
今後もどうぞご愛顧の程よろしくお願いいたします。

擱筆




おまけらくがき



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青山霊園に行ってきた(大久保利通さん他多数の著名人の墓参り☆彡)

名士の墓碑巡りを趣味とする人のことを、巷ではハカマイラーと言(以下略

さる5月14日は大久保利通殉難の日(命日)だったので、青山霊園へ墓参りに行きました。
都会の一等地にある広大な墓地。そこには幕末明治から昭和にいたるまで数多くの政治家・軍人・文筆家・芸術家etc …達が、埋葬されています。
青山霊園、久しぶりに行ったのですが、相変わらず広い・・・広すぎる・・・
ほんとに気合入れていかないと途中で帰りたくなる広さです(笑)余裕で4~5時間うろうろしてたw

大久保さん墓参りのついでに、霊園に眠るそのほか大勢の名士たちのお墓も参ってきたので
今回は写真のみの更新となります・。
興味ある方や、墓参したいけどなかなか行けない方は、この記事にて「墓参した気持ち」を味わっていただければ幸甚です。

しかしブログ写真が墓だらけとは・・これいかに(^^;



で~ん!!
大久保利通さんのたいへんごりっぱなお墓。敷地面積も結構大きいです。亀に乗ってるw
私の前にも献花した人がいたみたいです。よくよくみると、誰やらタバコお供えしてあるw
大久保さんの趣味を深く解する方が来訪されたようですね(喫煙は大久保公の数少ない趣味の一つ)


 
カメーー!! なんで墓が亀にのっかってるか。というと
亀は死者を極楽浄土へと送ってくれるのだそうです。大久保さん無事に極楽いけたかな?^^

最後に一枚。それにしても、この墓地、やぶ蚊すごい・・・足が蚊に食われまくってカイカイ~でした。皆様、墓参の際は虫よけスプレー必携ですぞ。


ちょっとブログが墓写真だらけになるのもアレなんで、
そのほかの人たちのお墓写真は、「続きを読む」にタタミますね。

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また変な漫画描いてしまった。大蔵省編

拍手ありがとうございます!! くだらない歴史妄想ばかりですが…

突如として始まる大蔵省漫画





なんだか冗長な内容になってしまいました、すみません。。

井上馨(聞多)の珍料理ネタずっと描いてみたかったので今回やっと思いを遂げられてよかったです。笑。
井上公ゲテモノ料理について。以下、『世外井上公伝』から抜粋。

公の料理には一種異様に凝ったものが出て、客人を驚かすことが往々だった。例えば味噌汁に鮴、吸物に蘭の花・鼈(すっぽん)の卵、焼物強肴に海道花、落花生の豆腐、南瓜の漬肉蒸などの類で、海の物、川の物、陸の物、遠近を問わず何処までも往って捜させた。


う~ん、どういう料理なんだろう??ピーナッツで作ったお豆腐とかは、ちょっとオシャレかなぁ…と思えなくもないですが…。スッポンの卵を、お吸い物にいれようと思ったのは何故? いやまったく想像つきませんね。

史料みてると「珍しい」と書いてあっても、決して「美味しい」とは書いてないんだよな(笑)

伊藤博文は井上の漬物が好きで、よく食べてたみたいです。
漬物だけは旨かったのか、それとも親友だから義理で食べてあげていたのか・・謎

とにかく珍食材を追い求める執念たるや、目的の食材を手に入れるためなら相当のお金まで使ってたようです。
季節外れの白瓜を手にいれるために大隈さんちの庭から強奪(笑(というか実際は大枚はたいて購入したそうですが)井上公のこだわりの強さがうかがえて面白い逸話だよなぁ、と…。
大隈さんには良いメーワクでしたろうね^^;

オチを考えてなかったので無理やり大久保さんに登場してもらいました…
明治政府内最強の男でわけわからん漫画を強制終了。
『その案では御評定になりますまい、もっとよく考えましょう』は当時の大久保公がよく口にしたセリフ。
私も言われたいですね!!大久保さんに叱られたい、そんな今日この頃です(病んでますね)。




おまけのラクガキ



伊東巳代治 ミヨたんは政友会の女王様や~!
立憲政友会 結成の課程で、いざ党名何にしよ~って伊藤博文とミヨジが話し合ってたとき、
「『党』て付けるといかにも政党ぽくて敷居が高くなっちゃって在野の有能な人たちが来てくれないかもしれないから、『会』にしない?(そのほうが何か仲良さげだし☆彡)」
って伊藤が提案したら
「んな党ごときの字にビビる臆病モンこっちから願い下げじゃい!!!!」
ってミヨジが凄い気炎あげて急にキレだしてて何かワロタw

友和と協調を主義とする伊藤博文にとって、ミヨジや井上毅みたいな気難しい人たちは本当に扱いにくい部下だったと思います…!!コワシなんて最後まで伊藤博文に懐かなくて、晩年「自分は伊藤のために人生を誤った」とか言ってたしwおいおい。。


こんな絵描いてごめんなさい。偉人なのに・・(←そこ触れちゃだめ)
前原一誠→木戸孝允(当時まだ桂小五郎)宛書簡で、前原さんが木戸さんのことを、
「月兎」と呼んでいたのが印象的でした。 似合いすぎだわ~その号。

最近、木戸さんこじらせすぎて病気です私。

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幕末LOG

ただの妄想、そして手慰みの詰まらないラクガキです。自己満足です。備忘録も兼ねて。


松下村塾の生徒たち。→各人物名前
やっぱ私にとっての、日本史萌えの原点なのです。しみじみ
以下は、今後何かの(妄想の)参考にするための自分用のMEMOなのでスルー推奨↓↓

◆ 村塾生の名前  / ペリー来航当時の年齢 / 没年齢 / 死因
・山田市之允(顕義) /  10歳 / 49歳 / 生野銀山視察中、変死
・寺島忠三郎 / 11歳 / 21歳 / 禁門ノ変 鷹司邸にて久坂玄瑞と共に自刃
・有吉熊次郎 / 12歳 / 23歳 / 禁門ノ変 重症を負い自刃
・伊藤俊輔(博文) / 13歳 / 68歳 / ハルピン駅で韓国の民族運動家・安重根に狙撃され死亡
・吉田榮太郎(稔麿) / 13歳 / 24歳 / 池田屋事件で新選組に斬られ重傷を負い死亡
・増野徳民 / 13歳 / 36歳 / 明治以降も存命するが病没
・久坂義助(玄瑞)/ 14歳 / 25歳 / 禁門ノ変で脚に銃弾を受け鷹司邸にて寺島と共に自刃
・高杉晋作 / 15歳 / 29歳 / 四境戦争で勝利したあと喀血、肺結核のため下関で病没。
・山縣狂介(有朋)/ 16歳 / 85歳 / 天寿を全う。死ぬまで権力を手放さなかった。
・杉山松介 / 16歳 / 27歳 / 池田屋事件の報を受け、急ぎ現場に駆け付けたところで斬殺される。
・入江杉蔵(九一) / 17歳 / 28歳 / 禁門ノ変にて右目を槍で突かれ鷹司邸にて自刃。
・松浦亀太郎(松洞)/ 17歳 / 26歳 / 長井雅樂を討とうとして失敗し栗田山中で自刃。
◆塾生以外
・井上聞多(馨) / 19歳 / 79歳 / 天寿を全う 興津別邸で老衰にて死去
・桂小五郎(木戸孝允) / 21歳 / 45歳 / 西南戦争で西郷挙兵の報を聞き、思い悩みながら病没。

あ、ヤジの書いてない(汗)いつか加筆するかも…


海援隊の陸奥陽之助(宗光)と坂本龍馬さん。
陸奥→龍馬宛書簡のなかで、「ボク、坂本さんのこと本当に大好きで尊敬してるので、坂本さんの持ってる刀がほしいです☆ おねがい譲って~v」とか書いてるあたり陸奥君もけっこうムチャぶり発揮する子だったぽい。明治政府の「カミソリ大臣」。。
明治30年ごろ、病み衰え死に近付いた病床の中で陸奥くんが往年の坂本龍馬を回想し、
「坂本は近世史上の一大傑物にして、その融通、変化の才に富める、その識見、議論の高き、その他人を誘説・感得するの能に富める、同時代の人、能く彼の右に出るものあらざりき…」
と評価し最大の賛辞を捧げているのにはちょっと胸が熱くなりますねえ

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プロフィール

HN:
トリコ
性別:
女性
自己紹介:
漫画・歴史・文学に無駄な情熱を浪費する可哀そうな腐女子。
趣味は文系、専攻は理系。文理両道目指してます。
近代史妄想が激しい。史実と虚実の混同注意報発令中。

:好きな政治(思想)家:
吉田松陰、大久保利通、木戸孝允、山田顕義、高杉晋作、久坂玄瑞、伊藤博文、伊東巳代治、勝海舟、福澤諭吉、浜口雄幸

:好きな文士:
トーマス・マン、ドストエフスキー、ボードレール、アナトール・フランス、夏目漱石、正岡子規、森鴎外、泉鏡花、徳富蘆花、芥川龍之介、三島由紀夫、寺田寅彦、中勘助、太宰治、織田作之助、司馬遼太郎、滝沢馬琴

:人生の聖典:
留魂録、葉隠、歌よみに与ふる書、醒めた炎、竜馬がゆく、魔の山、銀の匙、唯脳論、深夜特急、寺田寅彦随筆集

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