6月になりましたね。梅雨の季節です。雨が降っては止み、止みては又降り、雨晴を争う季節です。
洗濯物は乾かないし、其処此処にカビが生えるし、嫌われてしまいがちな季節かもしれませんが、
個人的には梅雨、きらいではないです。
大気は重くこまやかになり、山の藍は重く緑は深くなり、水滴はとけてながれる・・・万物の潤う季節です。
以下、ちょっと前の歴史ラクガキ(最近、空前の山田市之允顕義ブーム到来。)

山田市之允 & 品川弥二郎 松下村塾の、年少組の筆頭コンビ。
市は上士(上級士族) ヤジは郷士(下級士族) 大きな身分差があるのに、終生仲良しだった二人。
恐らく、市の身分にこだわらない屈託の無さと、ヤジの明るく茶目で誰からも愛される性格が、互いに惹きつけあったゆえんだろうな。

維新後 明治政府に仕えることになった 市 & ヤジ。
差し入れの豆饅頭をたずさえて、政務室のヤジのところへ遊びに行った市之允。
ヤジ 「市ィはさ、14歳のときからずっと背伸びないねー(ムシャムシャ)」
市 「うるっさいなぁ(怒) つぎ身長のこと言ったらもう二度と饅頭差し入れしてやんないから!(ちくしょ~村塾んときは同じくらいの身長だったのに・・・!)」
覇気あり軍才あり見識あり、しかし身長なし。それが市のコンプレックスなのだった・・・
あとヤジは超がつくほどの甘党です。

木戸 「市~~vv 今日の視察おわったら温泉いこ~~vv」
市 「え、またですか?昨日も行ったのに…」
木戸の子飼いは大勢いたけど(郷党の後輩全員だけど) 中でも青木周蔵と山田市之允は ずいぶん贔屓され猫可愛がりされてたよね、という印象です。
木戸さんの日記読んでると市之允の名前が頻々と挙がっています(温泉とかショッピングとか行ってる)(どんだけ仲良いのか)
まあ市は童顔だし愛嬌あってかわいいからね…
(その昔 市はあまりの美少年ぶりに薩摩の西郷隆盛から目を付けられセクハラされたとかいう逸話がある / 『山田顕義関係文書』日本大学所蔵より)

「うう…なぜだ…なぜ皆、日本の未来のこと考えてくれないんだ…!今は外征よりも内治を優先すべきなのに…苦しんでいる人民が大勢いるのに…!!天国の高杉、久坂、周布さん、私は一体どうすればいいの?(泣)」
木戸孝允日記読んでると気分が鬱鬱としてくる; 木戸さんほど人民を愛した政府高官って当時いなかったと思う
民主主義を重んじ、四民平等を訴え、すべての人民が幸せになれるようにと、苦心してきた木戸さん。そんなあなたが大好きです。
たまに泥酔して廊下で寝ちゃったりしてるけど(日記の内容より)。奥さんから深酒ヤメロいわれても飲んじゃったりしてるけど。
こんな政府もうイヤだと何度も辞表提出してるのに岩倉から突っぱねられて
怒りのあまり衝動的に長火鉢かつぎ上げ放り投げて自宅の部屋中 灰だらけにしちゃったこともあったけど(青木周蔵:談)
そんなところもキュートv 泥酔してもマジギレしても木戸さんってステキ。
(わたしは生涯、木戸孝允のファンである。)
ところで、
木戸のアンサイクロペディア が面白すぎたwwww だいたい合ってる。

山田市之允顕義の後輩たち。 桂太郎 & 児玉源太郎
おまけ: 最近読んだ本

『生命とは何か』 エルヴィン・シュレディンガー 著
日本ではなぜか“シュレディンガーの猫”で有名な、エルヴィン・シュレディンガー氏による著作。
古典物理学者であった氏が、当時まだ世間的認知度の低かった分子生物学(当時は分子生物学っていう学問分野は未だ存在しなかったんですが)と、氏の専攻する物理学(力学および量子物理学)的側面から
“生命とはなんぞや”を解読している。
猫の話はよくラノベとかで取り上げられてる気がするねw なんかハルヒ?的な?(←すんません読んでません)(適当に言ってます)
この本では猫の話は出てこないけど。
大学時代は、波動関数・波動方程式=シュレディンガーの定理 には、さんざん泣かされたものです(試験で)・・
てか、久しぶりに物理の公式 沈降とか拡散とかエントロピーとか見た。懐かしい。
それにしてもシュレディンガーてほんと博識ですね。物理学者でありながら、遺伝学・生物学に関するきわめて正確な知識をそなえ
なおかつ、哲学のことまで語れちゃう…っていう。
余談だけど、この本読んでから初めて、講談社出版『生物と無生物のあいだ』(福岡伸一)が、エルヴィン・シュレディンガーの思想を踏襲していることがわかった。
まあ、シュレディンガーが生命の(生物の)基本的姿勢を「一定の秩序を保つもの」
(すなわち“負のエントロピー”を同化することで物理的自然現象(=拡散現象)から自己の体を形あるものとして保っている)
としたのに対し
福岡伸一の見解では、生物は“動的平衡(ダイナミック・イクイリブリアム)”によって絶えず身体を構成する粒子的物質を交換しつつ生命を保っている
という多少の相違はあったけど。
生命とは何か―物理的にみた生細胞 (岩波文庫)
生物と無生物のあいだ (講談社現代新書) 