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幕末ごった煮

どうも脳の神経細胞が幕末にやられっぱなしで;イカレてしまっているようです(^^;

しばらく一人コソコソと幕末祭りやってますので雑然とした幕末絵が増殖するかと思われますが御容赦くださいね。

「幕末好きさんに70の質問」
これは去年こたえたものを殆ど手直しせずにこちらでアップしたのですが
久々に読み返すと自分でも可笑しくて笑ってしまいました。

この質問に答えた当時私は、海援隊の陸奥クン萌えしていたのだった!

ほか、読んでいて頻々と名があがっている人物を↓に描いてみました



☆イバハチ(=伊庭八郎/遊撃隊隊長。)私が佐幕派の人物を描くのは珍しいです
☆半次郎は薩摩の人斬り・中村半次郎…後年の明治政府陸軍中将・桐野利秋。
この方は西郷隆盛どんの忠実な犬ですが(なんてこと言うの)西南戦争で挙兵し、西郷どんを無理やり死地へと追いやります
☆陸奥陽之助は後年の外務大臣・陸奥宗光。
☆作太郎は後年の中島信行…陸奥くんとセットで海援隊で最萌なかわゆい子!!
☆来嶋又兵衛翁は長州人。周布さん・桂さんの先輩です。
この方、悪さばっかする高杉のこと、しょっちゅう叱ってたイメージがある。禁門の変で壮絶な闘死を遂げます。

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幕末好きさんに70の質問

に答えてみました(去年こたえたやつだけど;)
私の幕末脳がどの程度カオスなのか、よりよく知っていただけると思います…幕末興味ない人には退屈かも。

[続きを読む]でどうぞ。最後に絵も一枚つけときました

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奇兵隊開闢総督

奇兵隊開闢(かいびゃく)総督
というのが、高杉晋作のもっとも好んだ肩書きだったのですって。



そういえば藩の俗論党あいてにクーデターを起こした(←奇兵隊のはじまり)ときだったかな?
自分がもし戦いに敗れて死んだら、墓碑銘は「奇兵隊開闢総督・高杉晋作」にして欲しいって
友達か誰かに当てた手紙のなかでそう書いてたと思う…。

一藩相手にたったの80人ちょいで武装蜂起するとか無茶な…そりゃ死も覚悟して当然ですて。
でもってクーデター成功するから凄いと思います(^^;

聞いておそろし
見ていやらしい
添うてうれしや奇兵隊♪


なんだろ…長州人の人口が急激に増加しつつある拙ブログよ…

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禁門の変

元治元年の7月19日、すなわち今日は
禁門の変が起こった日

(正確には1864年の8月20日なんだけど旧暦でいうと7月19日)

[続きを読む]で読んでくださいな~写真いっぱいあります。絵も一枚

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☆城下の少年☆

絵版でも予告しましたので今日は『城下の少年』という
南條範夫先生のボーイズ・ラブ時代小説について書かせていただきます。
(今これ書きながら勇気振り絞ってます;戦慄してます御察しください)



長州一の暴れん坊・高杉晋作と、「白皙の美少年」のほまれ高き久坂玄瑞

村塾の双璧、二人の少年時代をえがいた小説でござる。

BL嫌いな人や史実をヒネた目で見れない人は読んじゃダメよ。




これがくだんのホモ小説↓(表紙模写)

昭和38年「小説中央公論」にて連載。
すでに絶版となっており、どんな古書店にも図書館にも置いてなかったこの小説
「迷作」という噂はかねがね耳にしていたのでウホッ必ずや読まんと人一倍強い煩悩をフルに発揮してオタク根性でどうかこうか手に入れた、手に入れた瞬間感極まって上の絵を描いた。
早速読む・・・
・・・・・・・・・読む・・
読・・・・・・・・・・・・

南條範夫・・できておる喃・・・!! (byシグルイ)

こんなにバチあたりな時代小説はありませぬ。維新志士にホモ設定つけるあたりからして如何なものかと思ってはいましたが何これ・・?

久坂玄瑞(幼名:秀三郎)がいかに美少年であるか、という描写が十数ページごとに書かれている気がするwそして明倫館(学校)のクラスメイトはみんな秀三郎に惚れているw
高杉晋作も態度こそ示さないけれど、秀三郎に恋しちゃってる少年の一人…という内容。

もちろんこれは史実を一切無視した南條先生の「創作」に過ぎないものでございます。
南條先生は高杉晋作版『ヰタ・セクスアリス』を書くおつもりだったのです。高杉少年が、甘い初恋の懊悩に苦しみつつ繊細な思春期を送り、人間的な成長も遂げていく…そんな様子を見事に描写し切った名(迷)作でございます。

それにしたって笑いがとまらないのは高杉の行動で。
秀三郎をストーキングしたり、渚に「秀三郎」という字を書いてそれが浪にかき消されるのを見ていたり、「秀三郎!」と唐突に叫んでみたり、「おれは秀三郎に嫌われている──嫌われていない──やっぱり嫌われている」と果てなき問答に苦しんだり、
授業中も「秀三郎」・寝ても醒めても「秀三郎」
布団に入って「ひでざぶろう…(ハァハァ)」…すばらしい妄想を展開

「ここに頭を凭せかけて、少し休み給え」
こころ優しい秀三郎が、「気分がわるい」と訴える高杉にヒザを貸してやる場面。二人とも、とっても可愛かったですねー

勿論、これは単なる友情の行為であり、それ以上の意味はないに違いない。それを充分に知りながらも、晋作は、とうとうと高鳴ってくる悦びに戦慄した。
単衣物(ひとえもの)一枚と、袴一枚と──わずか二枚の薄い布を通じて、秀三郎の太股が、晋作の右の頬に、生暖かい緊張した弾力を感じさせている。……


・・・なんでこんなに耽美なのかしら;萩尾かと思った(焦)

余談ですがこの小説、最初は「鷹と氷壁」というタイトルで出版されたのですがしばらくして「城下の少年」として大改稿され、最後に「少年行」というタイトルで再出版された経緯を持ってます。
南條先生はどうやら、この作品にひとかたならん強い思い入れがあったようですね。時代小説とも創作小説とも取れない曖昧な作品ではありますが、数多くの南條先生の作品の中でもひときわ強い異彩を放っているのは上記のとおりであります。

・・・以上をもって筆を置きますが;
あーはずかしかった。。。

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トリコ
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女性
自己紹介:
漫画・歴史・文学に無駄な情熱を浪費する可哀そうな腐女子。
趣味は文系、専攻は理系。文理両道目指してます。
近代史妄想が激しい。史実と虚実の混同注意報発令中。

:好きな政治(思想)家:
吉田松陰、大久保利通、木戸孝允、山田顕義、高杉晋作、久坂玄瑞、伊藤博文、伊東巳代治、勝海舟、福澤諭吉、浜口雄幸

:好きな文士:
トーマス・マン、ドストエフスキー、ボードレール、アナトール・フランス、夏目漱石、正岡子規、森鴎外、泉鏡花、徳富蘆花、芥川龍之介、三島由紀夫、寺田寅彦、中勘助、太宰治、織田作之助、司馬遼太郎、滝沢馬琴

:人生の聖典:
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