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Les Confessions

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私もそろそろ…辞世の句をつくろうかな……

朝起きて木戸さん、授業中に木戸さん、夜は寝る前に木戸さん、木戸日記が手中におさまる日を、心の底から愉しみにしているために、ユメと現実の境が判然としなくなりつつある、
果ては白昼夢まで見るとゆうサイコ度MAX超えを果たしたトリコですがみなさんお元気ですか。

これはひじょうにまずいなーとおもいます。あはははははは(真顔)

安倍氏についても少し書きたいことがあった。
安倍さんは山口県民(長州人)なので、私は極限までこだわります。

●安倍三のは、高杉作の

関ヶ原合戦以降、歴代毛利氏が閉じ込められブイブイいわせてた防長二州・三十九万石の萩っ子!だから英雄・高杉晋作への愛着が他県民より強いらしい。

でもね、思うんですけど、現代の政治家が「高杉サイコー★」とか言ってたら、正直こわい。私は政治を一任する気になれません。
だって高杉晋作…あの男は、ぜったいマトモじゃないでしょ。英雄とかゆわれてるけどさあ…赤禰武人を処刑してるしさあ…(ここここわ)
馬関戦争のときなんてみんなドン引きしてたし。伊藤博文も仲間なのに引いてたよ…アーネスト・サトウがその日の日記に高杉の印象を「魔王のような男だった」と書いたのは有名?なんせ、敗戦したくせに講和調停の席で、外人相手に「日本書紀」をろうろうと詠じるという(イタすぎる)狂態を演じた男ですよ。何考えてたんだろう…ほんとに…
つまり彼は、「日本は古来より由緒ただしい歴史のある神聖にして侵すべからざる神の国である!」と言いたかったんだと思う。外人相手に?通訳の伊藤俊輔(博文)と井上聞多(馨)にこれを英訳することは、まちがいなくほぼ無理だったと思うぞ?!!
超☆ナショナリスト。超☆排他的国粋主義者の高杉の名前から一字もらってる安倍氏が、「リベラルとは何か」(BY『美しい国へ』)とか言ったところでもはや、これはもはやギャグとしか思えないよね。ギャグですギャグ!!
(嘘ですゴメンナサイというかそもそも名前は親がつけるものであって本人の責任ではない)

まー高杉晋作のおかげで彦島は植民地化を免れたし巨額の戦争賠償金もウヤムヤのうちに幕府に払わせたから (いったい何がどーなったらそうなるんだ) 結果オーライですか?


もひとつ安倍氏が間違いなく村塾系志士に私淑している事実

●安倍氏の愛読書は、吉田松陰の 『留魂録』

ぶったまげたというか…これはある意味で問題発言…阿部氏はそこんとこ自覚してるのかしら。自分の首絞める発言とも。


古川 薫 / 講談社
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身はたとえ武蔵の野辺に朽ちぬとも留めおかまし大和魂(吉田松陰辞世の句)

安政の大獄で処刑された吉田松陰先生の遺書。イショです。イショが愛読書ってのはないよ!

間部詮勝(鯖江藩主・老中・井伊直弼のパシリ)を殺す!!って一人で騒いで、久坂や桂さんを超困らせた晩年の過激テロリズムに開眼した松陰先生の、かなしいまでに勢い余りまくった遺書。

…松陰先生のそんな純粋すぎる狂気が、おいたわしいのですが…。

※松陰先生の名誉のために記しておく。
『留魂録』は人生の指南書たるべきすばらしい内容であることは間違いない。
最も燦然と輝く印象を読者に投げかけているのは、人生を穀物の収穫に例えた第八章で、
「たとえどんな年齢で死すとも、人の一生には四季がある。十歳で死ぬ者には十歳の、三十歳で死ぬ者には三十歳なりの春夏秋冬がある。それぞれの年齢に相応しく、春には花を咲かせ、秋には実を結ぶのである。…」
というくだりには私も感涙を止めることができず、ある点では「葉隠」(山本常朝)を上回る、日本を代表する武士道と死生観を説いた一大教典と言ってもいいでしょう。思い出したらまた泣けてきた(…)。

この遺書が村塾生の間でまるで聖書のごとく繰り返し読まれ、維新の原動力となったのは言うまでも無い。


でも現代の倫理観で照らして政治面から見るとやっぱ、テロリズムはうーん、アメリカがなんていうだろう。
しかし安倍さん、「大村益次郎に私淑してマス」とか言わなくてよかった。
なにしろ大村センセは、「陸軍の開祖」であるとともに、「竹島を長州藩領にする」ことを桂さんに勧めた人ですから。大日本帝国陸軍×竹島問題で外交の二重苦ですよね!泣笑!もし安倍さんが、大村益次郎を賛美したら、韓国に対して挑戦状をたたきつけてるようなもんだ。はははは!(笑い事ではない。)

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山田市之允生誕祭

うっかり忘れていました(死)一日遅れで誕生日祝いv
ていうか最近わたし市ィ市ィ言いすぎな気が…



今日は山田顕義こと少年の日の市之允の誕生日。
ということで松下村塾の塾生たちが祝ってくれました。

高杉「市ィ、誕生日おめでとう。いくつになった、ん?八つか?九つ?」
市ィ「失礼な!もう十四ですよ!でも、わあ~有難う御座いますv…これは何ですか?」
久坂「僕が長崎に行った時ついでに買ってきたのさ。異人の食するところの、ケーキちゅうもんだとか」
(※この時期に久坂の長崎遊学はおかしいんですが見逃してください;)


利助「異人は、誕生日にこのケーキというご馳走を食べるんだよ。蝋燭は齢の数だけ立てて、これを一息に吹き消すとね…」

偉そうに講釈を垂れるのは、伊藤利助、後年の俊輔、初代内閣総理大臣の伊藤博文。

市ィ「はあ、これが夷狄の食文化…でありますか」
高杉「まあ、気にするな」
ヤジ「しかしケーキとは、まるで江戸城のようにりっぱな食べ物だなぁ!」
市ィ「真ん中に立ててあるのは…松陰先生の、『立志』ですね(うるっ…)」

かつて師の吉田松陰が市之允に与えた、「立志特異ヲ尚ブ…」ではじまる漢詩である。

久坂「あらら…泣くのはおよし」
市ィ「うう、みなさん、本当にありがとうございます!…ではさっそく食べてみましょう」

一同「いただきまーす」

高杉「あまい!」
久坂「くさい」
利助「美味い!」
ヤジ「……(沈黙)」
市ィ「なんか…奇妙な味」

だけど、市ィはとっても嬉しかったので、美味しいということにしておこう♪と思いましたとさ☆

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

く、苦しすぎ寒すぎ…な妄想(^^;

利助(俊輔)は超ふてぶてしくて適応力あるゴキブリみたいな奴だから、洋食とか異国文化にも容易に馴染みそうなイメージがあります。というか私にとって「明治」および「明治人」は、伊藤博文に代表されるのです。
エゲツなくて下品で野卑でどうしようもないんだけど、生命力に満ち溢れていて、向上心がある。

明治ってそんなイメージ。

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「小ナポレオン」☆山田顕義



北海道に住んでいる親友が五稜郭に行ってきたらしく、土方歳三の写メおくってくれました。榎本武揚とかも、へへ…!ありがとう箱館戦争ありがと~~う!早く風邪を治しなさいよ。

ところで、東軍(旧幕軍)の像しかなかったの?
倒幕派志士スキーの私としては、西軍(官軍。新政府軍。)の写メとかちょう欲しいわけで、
たとえば黒田了介(後年の清隆。内閣総理大臣)とか、
山田顕義とか、山田顕義とか山田顕義とか(しつこい)

ああでも山田顕義は五稜郭を攻め落とした人だから、五稜郭(観光業界)側としては問題があるのかも(蝦夷共和国を滅ぼしたわけだし)。
というより土方歳三のほうが人気あるだけかも。
史跡って、観光地として成功するかしないかは、歴史キャラ人気によりけりですよね。現代の新撰組・土方歳三人気は本当に凄いと思います。経済動かしてます。



建業唯希(ねが)ふ話聖東(ワシントン)
用兵独り慕ふ拿波翁(ナポレオン)
半宵剣を提(ひっさ)げて寒月を看(み)る
千古の興亡両眼の中


市ィの漢詩の中で一番有名なのはこれかしらん?
高杉晋作や久坂玄瑞ほどじゃないにしても、山田顕義も詩作るのうまいです。
そういえば国会図書館には市の漢詩集が蔵されてたと思う…読みたいなぁ!

山県有朋との不仲が彼をして陸軍を辞職せしむることになったワケですがなぜ、「用兵の奇才」とまで称えられた軍人・山田顕義が、「司法」というおよそ軍とは正反対のモノに手をつけたのかというと、彼は岩倉使節団の理事官として渡欧・視察を行った際、フランスでナポレオンにひじょうに感化されたからであった。

というと「ん?ナポレオンって軍人じゃん、司法関係ないじゃん」とおっしゃる方も、おるやもしれませぬが、山田顕義は「立憲制度を確立した」ナポレオン、すなわち司法の使徒としてのナポレオンに、あこがれ、心酔し、賛美していたのであった。

※ただし使節団が渡欧した頃ナポレオンは既にこの世を去っていたので、山田がヨーロッパで見てきたのは言わばナポレオンの偉業の「残像」であり英雄化されたナポレオンであり、それは実像ではなく、あくまで虚像

岩倉使節団が欧州へ渡航するちょっと前くらいに、ちょうどプロイセン-フランス戦争があったわけですが、フランスで兵制を見学した山田は、
「やっぱこれからは、軍は、近代的なドイツ式のほうがいいかもなァ~」
という素直な感想を持ち、ナポレオン式フランス軍にはあまり関心を示さなかったわけです。つまり、軍人としてのナポレオンには、さほど興味なかったわけですネ。

だからといって、大久保利通のように、
鉄血宰相ビスマルク萌え~~~~
と極端なドイツおたくになったわけでもありませんけど。

山田は、性格にやや問題はあるけれど(汗)明治政府で一番マトモです。一番良識がある。だから彼が夭折おそらく山県有朋によって葬り去られた…おそらくしたのは、とーっても!残念なことです。日本史上の深~~~い痛手です。

明治始まってすぐの政府は、木戸・大久保はじめとして明治政府まるごと暴走してましたから…
近代化模索中というか?メチャクチャでした。ほんとうに、今の日本ができあがったのが夢のように感じられるなあ!
そんな見事な暴走政府。

駆け足の時代。

ともなった犠牲も大きい。

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先人の日記が今に伝えるもの


鴨下 信一 / 文藝春秋
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これは興味深かったので感想を書いておこう。

徳富蘆花の破天荒の自己暴露、赤裸々な性描写を妻に気づかれぬようローマ字で綴った石川啄木、落ち目になってから世間への愚痴ばかり書いた古川ロッパなど、日記のさわりを覗いて愉しもうという趣向です。(以下略)
本書の内容紹介を引用。

近代史を中心として、先人たちのおもしろ愉快な日記をいろいろと紹介しています。この本を買う決定的な動機となったは、光クラブ事件首謀者、山崎晃嗣(あきつぐ)の日記がリストアップされていたため。日記引用部分は微微たるものでしたが、折角ですからご紹介しましょう。

彼の日記は摩訶不思議で、まずタテに時間軸が取ってあり、深夜0時からはじまって24時におわる。時間軸は目盛りにしたがって、就寝・読書・勉学・食事・入浴といった「行動」が項目ごとに記してあり、1時20分就寝準備(10分)、空想・妄想(40分)、2時00分睡眠(210分)…といったふうに、カッコ内には所要時間までキッチリ記してある。しかも分単位で。(どんだけ几帳面なのさ…)

さらに注目すべきは、○◎△①②③の記号が使われていることで、それらは有益時間、無益時間、中立時間を示すマーク。
6段階のランクにわかれる有益時間はどんなものかというと、たとえば「有益な人生論的会話」や「手紙を書くこと」が彼にとって有益時間にあてられるらしい。(なんだよその人生論的会話って?笑)
無益時間は、「雑念、妄想、不要会話、通読下等読書…」などなど!きっと山崎晃嗣からみた私の生活は、ほとんど「無益時間」だ…私のばあい妄想と通読下等読書が多いから(笑)
そしてこれらマークのあとに「片付、用務、料理食事、風呂屋、体操、智子(恋人)と性交、たはむれ…(○○分)」と記入されているようです。

うーん。やっぱりおもしろい。小説(青の時代)よりこっちのが面白い…事実は小説よりも奇なり、ですね。三島さんは下調べが足りなかったよねー(と、ご自身で言われていた気がする)。

他にも私の好きな歴史人物や小説家の日記が多いのですが、とりわけ喜んで読んだのは、正岡子規、石川啄木、徳富蘆花、木戸幸一、重光葵…このあたりかな。やっぱ近代史が中心で…

木戸幸一重光葵(しげみつまもる)は、A級戦犯ですが、巣鴨プリズンに入獄中(極東裁判の行われていた期間)につけていた2人の日記を対蹠的に読み解いたもので、獄中二人の意識(同じ事件に対する両人の考え方…)の同調や相違が、とてもとても興味深いです。これのためにこの本買ってよかったーと思いました。そしてやっぱり、木戸さん(孝允!祖父!)と幸一は、似てるとこあるよね…
ていうか、日記のつけ方がまず似てるよね…と深いあじわいがあったりして(笑)はああ、早く孝允日記買いたいなぁ♪月末が楽しみ。

正岡子規の日記↓『仰臥漫録』


正岡 子規 / 岩波書店
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日本人としてこれを読まずに死ねようか?

内容は、ま~食い物のことばかり書いているわけですが、病床で日々苦痛と闘う子規の、必死に生命にすがるかのような旺盛きわまる食欲は痛快ともいえる。そして時折みせるもっとも人間らしく、凡俗で、脆弱な不安や弱音を吐露する瞬間が(子規にはわるいケド)この日記をいっそう芸術的高みへ押し上げている、と考えます。
ぜひぜひ多くの人に読まれるべきだと思う。




いちおう紹介しておきますが~石川啄木の『ローマ字日記』…


石川 啄木, 桑原 武夫 / 岩波書店
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これは私、高校時代に散見したきりなんですけど(汗)うーんなんと説明してよいか…とりあえず、わりと最近まで発禁本でした(汗)女の人との性交渉をローマ字で(略)気になりますか?スケベを自覚する人は、読むべしです。4月10日の非常に長い日記を。

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リ☆リ☆ス~貧乳ブーム来たれり~



集中力が続かないから思い通りの絵が書けないのかも。やっぱりバイオリズム異常?

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プロフィール

HN:
トリコ
性別:
女性
自己紹介:
漫画・歴史・文学に無駄な情熱を浪費する可哀そうな腐女子。
趣味は文系、専攻は理系。文理両道目指してます。
近代史妄想が激しい。史実と虚実の混同注意報発令中。

:好きな政治(思想)家:
吉田松陰、大久保利通、木戸孝允、山田顕義、高杉晋作、久坂玄瑞、伊藤博文、伊東巳代治、勝海舟、福澤諭吉、浜口雄幸

:好きな文士:
トーマス・マン、ドストエフスキー、ボードレール、アナトール・フランス、夏目漱石、正岡子規、森鴎外、泉鏡花、徳富蘆花、芥川龍之介、三島由紀夫、寺田寅彦、中勘助、太宰治、織田作之助、司馬遼太郎、滝沢馬琴

:人生の聖典:
留魂録、葉隠、歌よみに与ふる書、醒めた炎、竜馬がゆく、魔の山、銀の匙、唯脳論、深夜特急、寺田寅彦随筆集

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