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Les Confessions

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木戸日記、読み進めてます。


歴史教育マンガ(児童書)ってたまにハッとするようなこと書かれているんですよ…慧眼です。児童書をあなどるなかれ。

「萌え」という名の唯我論にとかく陥りがちなワタクシ、初心に戻りバイアスを排除した無垢な目で歴史を見つめ直すべし、と
珍しく自省の念に駆られた、の、だ、が

児童書にすら萌えてしまった…人間として終わってると思う…orz

上の写真は渡航前の岩倉使節団。左から伊藤博文・大久保利通・木戸孝允・岩倉具視です。
どんなマンガも児童書も、木戸さん(桂小五郎さん)だけはぜってーハンサムに描かれるよねーといつも思うんですけど、どーでございましょ?
(ま…史実が美形だったから、というのもある、だろう)

それにしても大久保さんが…まるで仏様のように篤実そうな御顔でいらっしゃるよ、

大久保利通は…ちがうんだおー、もっとこーさあ、長身痩躯の堂々たる丈夫で、クールでキレ者で腹黒でかっこよくて囲碁が強くて(←?)、
まさに『不敗の宰相』!
という風格をそなえた最強の敏腕政治家ですよ?!

加来 耕三 / 講談社
Amazonランキング:243840位
Amazonおすすめ度:


↑どうよこの不敗の宰相っぷり!表紙、こわすぎ

…あと、渡航前の伊藤博文は、まだヒゲ生やしてないんですけど…↑の絵だとどうしても木戸さんより年上に見えちゃう。俊輔は木戸さんの弟分なのにぃ



「博文でーす」

・・・なんだこいつwww

本書における伊藤博文はひじょうに良い性格してます(よくも悪くも)

そうそう、伊藤博文はこういうやつなんです。
天真爛漫で底抜けに明るいのがとりえで…腹黒いのですが、周囲に与える心証がなぜか良い(それは彼の人あたりのよさ、性格の明るさからくるのだろう)ゆえに、三傑(西郷隆盛・木戸孝允・大久保利通)の死後、ちゃっかり初代総理大臣におさまったと。

そして三傑の死と同時に日本史はまたたくまに暗転するのだった。

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今日は山田伯の命日です(気づけば命日ブログになりつつある)

世間(というか、おえかきーず)では今日は「ポッキーの日」なんですって。
しかし今日は
山田顕義伯爵、陸軍少将、初代司法大臣、ニックネームは法典伯(または小ナポレオンですか)…の
命日でもあるのです。

ちょい時間なくて墓参りは行けませんでした(ウツ…

せめて絵でも描こう♪と思って歴史絵板で描いて投稿しようとしたら
また失敗しましたよ、なにこれ、何これ?何の呪詛?だれの呪詛?
…ガタに呪われてんだろか私

でも大丈夫です。
保険をかけておきましたから

長良川の鵜飼を絵にしようとしたんですが(何かよくわかりませんね…)
鵜、を描きたかったのでございます。
市ィが詠んだ『風折烏帽子(かざおりえぼし)』という小唄があって(あの唄、ちょう良いよねぇ。うふ)

さっき、歌詞ぐぐっても出てこなかった。わりとマイナーなのかしら。たしか、このような唄だったと思います

風折烏帽子(かざおりえぼし) 腰みのつけて 清き流れの 長良川…
…君にささげん 鮎の川…ええ舟ばた叩いて ホウ ホウ ホウ


えー記憶が曖昧模糊として自信ないですが(後日、きちんと歌詞を調べなおして、エントリ書き直したほうがいいかも。)

「君にささげん 鮎の川」
この唄は、男女の情交をうたったものです。
こういう唄をよむと…一人の男性としての山田顕義が、ときに身を任せたであろうロマンス、(…加藤ひな子さんとのv)のことをつい想像してしまうのは罪のないことですよね。

風折り烏帽子と腰みのを身に着けた長良川の鵜飼匠が、たくみに鵜を捌くようすを見た山田顕義の詠んだ、鵜飼の小唄。
いかにも風流人らしく「ホウ ホウ ホウ」と遊び心満載です。

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エアロスミスのジョー・ペリーのプロデュースしたケサディアが一番美味しいと思うんだけどね


ハードロック・カフェのナチョスやばいですマジウマーです。ロック・ユア・ワールドです

連休あっという間でしたね。みなさんは何をしてお過ごしになられましたか?私はいろいろ走り回って疲れました…(肉体的に限界キとる)

福岡から友人が遊びにきました。伴侶をともなって。(え、結婚するんだvおめでとう!)んで、渋谷へ飲みに行きました。
将来東京で暮らすために下見に来たとか。大学卒業して公務員試験合格したらすぐゴールインですかねえ彼氏には初めて会いましたが…わたし沖縄の古酒(クースーっていうの?)飲んでてあのー、少し酔いがまわってましたのでまずいこと言ったりしなかったか心配です

その友達とは小・中学校と一緒で
リアルで歴史文学萌えトークできる唯一の友達、
なのです。歴史文学に関しては百年の知己とさえ呼べる最強の変態心友です。

そして彼女は…彼女は…夏目漱石のことを なッちゃん(ハートv) と呼びます、
彼女は夏目漱石にフォーリン★ラヴな乙女です
ロンドン留学中の夏目漱石は…鬱のあまり狂ってしまって文部省にあてて白紙の論文を送ってみたりとさまざまな笑えるちょっと奇怪な行動をとっているのですが、そのことについて延々萌えトークをかましました
…あとは『木戸孝允日記』について私が変態的観察に変態的考察をまじえて今まで読んだ内容のことを話したり…五箇条の御誓文
由利公正の草案を木戸さん手づから書き直し天下に頒布した「五箇条の御誓文」がいかに民主的で芸術的で良心的で高貴で美しくかつ人民に対する愛が溢れているか…
──そう、五箇条のご誓文はまるで…木戸さんその人自身を顕しているようである!かの気品あふれる条文を一読するだけで身体中からいろんな汁ってか体液がでてくる。もうイヤ。もう木戸さんと結婚してえ!──
などなど、人民思いの優しい木戸さんにはメロメロですよっ!…と、滾滾と尽きせぬ歴史MOEトークをぶちかましました。

オタクでない人が私と彼女の変態濃ゆい会話の内容を聞けば…引く!引くこと間違いナシ☆です
このときも矢張り、オタクとは別世界に住む健全な友人がそばに座っておりましたが、
「キモい」
の一言をたたきつけられて一気に酔いが醒めた。ありがとう。

彼氏は、理系学部卒なんだけどナント文学・哲学好きで意気投合しちゃったよ。ユングとか(なぜユングなの…好きなの?)他人の、しかも理系の人の口から聞いたの初めてだYO、ちょっぴり感動です。
本当に楽しかったです。またお話したい。東京に越してきたら私は毎日あの夫婦(予定)のところへ詰め掛けて禅問答なんてやるかもしれません(メーーーーーワクです)
リアルで歴史文学とか、そんな話題ふだんまっっったくしません(当たり前です。)ですから心底にわだかまる鬱勃もやもやとした欲求不満を
ここ(ブログ)で吐き出すOTAKUデイズ


つまりこのブログは私にとって欲望を吐き出す便所のようなもので
(せめて水洗であるようにこころがけたい)

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会津若松市民は幕末たいへんな目に遭ったゆえ





『白虎隊』
作詞者未詳  田村虎蔵・作曲

霰のごとく みだれくる 敵の弾丸 ひきうけて
命を塵と 戦いし 三十七の 勇少年
これぞ 会津の落城に その名聞こえし 白虎隊

味方少なく 敵多く 日は暮れはてて 雨暗し
はやる勇気は たわまねど 疲れし身をば いかにせん
倒るる屍(かばね) 流るる血 たのむ矢玉も つきはてぬ

残るはわずかに 十六士
「一たび あとに立ち帰り 主君の最後に あわばや」と
飯盛山に よじのぼり 見れば早くも 城落ちて
焔(ほのお)は 天をこがしたり

「臣子の務は これまでぞ いで いさぎよく死すべし」と
枕ならべて こころよく 刃に伏しし 物語
伝えて今に 美談とす 散りたる花の かんばしさ

(明治38年1月) 


…これは白虎隊の謡です。(日露戦争の軍歌検索してたらいきなり出てきた。)
私が松陰神社にて白虎隊の演舞を観たときスピーカーから流れていた音曲はこれだったのかも?

「散りたる花の かんばしさ」・・・花も盛りの16、7に主君と祖国に殉じて戦場に散った命を「伝えて今に 美談とす」ることができたのは
明治38年、戊辰戦争が終わってゆうに30年以上もたってからのことですね。これは文部省唱歌…ちょっと驚き
この時期になってやっと中央(政府)つまり官軍と会津若松=賊軍が(表面上)和解したということでしょうか?

しかし、それでも会津の人たちの中央(長州・薩摩・土佐・肥前)に対する怨嗟がさりげなくチラついているように
私には見えます。

現代になってもいまだに会津若松市民が山口県民(長州人)に冷淡な視線をむけるくらいですから…


■付記■
そういえば、明治38年1月は日露戦争の真っ最中でした。
とすると、この唄は国民の戦意を扇ぐ(「主君と国家のために死ぬ」ことに道徳的に崇高なイメージを持たせる)ために文部省が世の中に発表したものと思われます、てか実際そうなのだろう間違いなく
じゃあこれも日露戦争の軍歌と言えるのかな?…一応はね(時代は遡るけど…

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桜と軍刀


ハロウィン色に染まったおえかきーずで描かせていただきました

ハロウィンだたのにハロウィンらしい絵を描いてない
陸軍ばかり描いている
空気よめてなくて・・・ごめん

去年は日露海軍熱で秋山真之とか広瀬中将とか海軍ばかり描いていたのに
なぜか今は陸軍の児玉源太郎(と、ニコポン)!日露戦争!

小さい閣下(市ィ)は日露より前に亡くなっておられるのですが…
そういえば、そろそろ閣下の命日でございますな。今年はちょっと…忙しくて墓参できない、か、うう

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プロフィール

HN:
トリコ
性別:
女性
自己紹介:
漫画・歴史・文学に無駄な情熱を浪費する可哀そうな腐女子。
趣味は文系、専攻は理系。文理両道目指してます。
近代史妄想が激しい。史実と虚実の混同注意報発令中。

:好きな政治(思想)家:
吉田松陰、大久保利通、木戸孝允、山田顕義、高杉晋作、久坂玄瑞、伊藤博文、伊東巳代治、勝海舟、福澤諭吉、浜口雄幸

:好きな文士:
トーマス・マン、ドストエフスキー、ボードレール、アナトール・フランス、夏目漱石、正岡子規、森鴎外、泉鏡花、徳富蘆花、芥川龍之介、三島由紀夫、寺田寅彦、中勘助、太宰治、織田作之助、司馬遼太郎、滝沢馬琴

:人生の聖典:
留魂録、葉隠、歌よみに与ふる書、醒めた炎、竜馬がゆく、魔の山、銀の匙、唯脳論、深夜特急、寺田寅彦随筆集

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