
歴史教育マンガ(児童書)ってたまにハッとするようなこと書かれているんですよ…慧眼です。児童書をあなどるなかれ。
「萌え」という名の唯我論にとかく陥りがちなワタクシ、初心に戻りバイアスを排除した無垢な目で歴史を見つめ直すべし、と
珍しく自省の念に駆られた、の、だ、が
児童書にすら萌えてしまった…人間として終わってると思う…orz
上の写真は渡航前の岩倉使節団。左から伊藤博文・大久保利通・木戸孝允・岩倉具視です。
どんなマンガも児童書も、
木戸さん(桂小五郎さん)だけはぜってーハンサムに描かれるよねーといつも思うんですけど、どーでございましょ?
(ま…史実が美形だったから、というのもある、だろう)
それにしても大久保さんが…まるで仏様のように篤実そうな御顔でいらっしゃるよ、
大久保利通は…ちがうんだおー、もっとこーさあ、長身痩躯の堂々たる丈夫で、クールでキレ者で腹黒でかっこよくて囲碁が強くて(←?)、
まさに『不敗の宰相』!
という風格をそなえた最強の敏腕政治家ですよ?!
加来 耕三 / 講談社
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↑どうよこの不敗の宰相っぷり!
表紙、こわすぎ…あと、渡航前の伊藤博文は、まだヒゲ生やしてないんですけど…↑の絵だとどうしても木戸さんより年上に見えちゃう。俊輔は木戸さんの弟分なのにぃ

「博文でーす」
・・・なんだこいつwww
本書における伊藤博文はひじょうに良い性格してます(よくも悪くも)
そうそう、伊藤博文はこういうやつなんです。
天真爛漫で底抜けに明るいのがとりえで…腹黒いのですが、周囲に与える心証がなぜか良い(それは彼の人あたりのよさ、性格の明るさからくるのだろう)ゆえに、三傑(西郷隆盛・木戸孝允・大久保利通)の死後、ちゃっかり初代総理大臣におさまったと。
そして三傑の死と同時に日本史はまたたくまに暗転するのだった。

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