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長州藩旅行記 (前編)

■長州旅行記■  (前編)

すみません更新めちゃ遅くなりましたが
せっかく行ってきたので超偏狭で異常かつひとりよがりな記録つけておきたいと思います。
マニア向で諸所きもちわるい発言が多数ございますので、ご注意ください
賢明なる閲覧者の方々なかでも山口県行ってみたいとお考えの方は、どうぞ広い心で御一読ください。

in 萩往還   ~旅のはじまり~ ←サブタイトル


左から高杉晋作・吉田松陰・久坂玄瑞

萩城下へ入る前に車で通過するのが萩往還。萩の城下街と三田尻(防府)をほぼ最短で結ぶ参勤交代道として開かれた陰陽連絡道で 民衆や維新の志士たちの交通路としても重要な役割を果たしました。
村塾の生徒たちが京都や江戸へ旅立つときに通った街道ですね。  なんかワクワクするんですが! かつて、ここを高杉や久坂たちが往来してたんですね。
高杉なんかはよく、立腹したら勢い余って脱藩しちゃう人ですが、この道通過して非常にしばしば行方不明になっていたんですね!

in 松陰神社  ~松陰先生の御霊が祭られているところ~

 
おみくじ引きました。 松陰先生のありがたい訓辞付きです。明治になって木戸孝允・伊藤博文らの尽力で建立された神社。この神社の敷地内に、松下村塾がある、

松下村塾 ~萌え志士たちのまなびや~



 
こぢんまり。部屋もごく小さいものですが全盛期はここに4~50人がひしめきあっていました。
松陰先生の話を聞きながら庭でモチをついたり、塾に隣した畑で作物を収穫していました。その塾風は大変のどかなものであったそうです。
高杉は、村塾に通うことを親から反対されてたので、夜な夜なこっそり通ってきていました。家が遠い子は屋根裏に居住状態だったので、文字通り昼夜関係なく勉強・議論・遊びに打ち込んでいたみたいです。めっちゃたのしそうですね
ま、幕府からみたら “テロリスト養成所” ですけどね!

in 伊藤博文邸 ~日本一成金諧謔好色男児~

 
初代総理大臣・伊藤博文の家は松下村塾のそばにあります、歩いて2~3分くらいだったかな?
写真のお屋敷、わかりづらいけどかなり立派な邸宅です。この奥にも広い母屋・離れ・庭がある。明治以降に建築された屋敷です。維新後は東京が本拠地になったので、コッチの屋敷は別荘みたいなものだったのか。にしてもりっぱだ、さすが成金は違うな・・・。

 
邸宅内でみつけたアルバムに若かりし頃の写真。
伊藤の写真は、笑顔が多くて本当に楽しい。当時の人々の回想録にも
「伊藤サンは諧謔(ユーモア)のあるひとで、いつもフザけたことばかりしていた。洋服の尻をわざとめくりあげて歩いたり、人を笑わせてばかりいる可笑しな人だった」
などと面白い逸話が多数あります。なんつーか、やんちゃな男の子ですね。


in 久坂玄瑞誕生地跡 ~少年有志の士~

 
ある意味 この旅の目的の場所。

私は長州人好きですが、一番好きなのは、久坂なんだよな。なぜか、とても。
久坂、明治まで生き残ってたら何やってたんだろう。いつも空想します。
久坂こそ、いわゆる “長州人”(長州に住んでた人、という意味でなく、特殊な経験をいろいろと積んだ人という、明治以降の一般的な意味で)だと思うから。

いちおう維新(革命)は遂げたけれど、でも実際はかなりの人(庶民)が死んだので、
社会的には大きなゆがみを抱えたまま明治は始まったのだと思う。少しでも、(久坂高杉とか初期に活躍した人物が)生き残っていたら、きっと日本はもっと違った日本になっていたのだろう。

(長くなってしまったので、本日はココマデいったん切ります。後半は次の記事で)

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トリコ
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女性
自己紹介:
漫画・歴史・文学に無駄な情熱を浪費する可哀そうな腐女子。
趣味は文系、専攻は理系。文理両道目指してます。
近代史妄想が激しい。史実と虚実の混同注意報発令中。

:好きな政治(思想)家:
吉田松陰、大久保利通、木戸孝允、山田顕義、高杉晋作、久坂玄瑞、伊藤博文、伊東巳代治、勝海舟、福澤諭吉、浜口雄幸

:好きな文士:
トーマス・マン、ドストエフスキー、ボードレール、アナトール・フランス、夏目漱石、正岡子規、森鴎外、泉鏡花、徳富蘆花、芥川龍之介、三島由紀夫、寺田寅彦、中勘助、太宰治、織田作之助、司馬遼太郎、滝沢馬琴

:人生の聖典:
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