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長州旅行記 (後編)

■長州旅行記■  (後編)

長くなって申し訳ありません~興味ない方はスルーでお願いします。

in 菊屋横丁 ~なまこ塀 なまこってなんだ~



萩城外堀に広がる城下町は碁盤目状に区画され、そこに武家屋敷が軒を連ねておりました。
現在でもその町並み外観は往時の原型をそのままにとどめており、そぞろ歩くとまるで江戸時代にタイムスリップしたかのような錯覚に陥ります。
豪商・菊屋家のあったこの横丁は『菊屋横丁』とよばれ、高杉晋作、桂小五郎(木戸孝允)、田中義一(26代総理大臣)の生家が並んでいます。
晴れた日には白塗りの“なまこ塀”が陽光を反射し、まぶしいばかりに光り輝く美しい城下町の姿を見せてくれます。
(『日本の道百選』にも選ばれるほど景観はすこぶる良好です。歴史に興味なくても十分楽しい。)

in 高杉晋作の実家  ~これより長州男児の肝っ玉をご覧に入れ申す!~




高杉が生まれた家。幼少期からずっとここで過ごしました。敷地面積は、さまで広くないんですが日当たりのよい縁側、小さいながら種々の草木を植えたお庭など、高杉家の人びとの優しい温かみを感じさせる、素敵なおうちでした。
こんな落ち着いた素朴な家庭で育った少年・高杉が、なにゆえ後年にいたり鬼神のような暴挙に出て周囲(おもに桂さん)に迷惑を掛けまくることになるのか・・・ふしぎです。ほんと。



in 桂小五郎(木戸孝允)の実家 ~憂鬱(というか苦労性)の貴公子~

桂さんの家は、高杉の家から歩いてスグ!のところなんです。 超ご近所さんだよ~
お互いの家を行き来してたみたいだし仲良かったんですねやっぱ。

お庭(の一部)
ひろい・・! 桂さんちはかなり広いな!という印象でした。もしかして明治になって増設した?のか?解りませんが。やっぱ、上士(エリート武士)だったんだなぁ。金持ちのぼんだったのか。
そういえば書生時代、よく友達に蕎麦とか汁粉おごってましたね(←桂さんの日記にそう書いてあった。)


お座敷も広いです。ここで宴会して泥酔してたのか・・・
周布さん(上司)とお絵描き大会開いたり・・(←日記より)


桂さん幼少時代の習字。「今日」。堂々としてますね 達筆・・なのかな?隣にに赤字で「もってのほか、よろし」と先生のコメントが。
ちなみに桂さん字は上手でも絵が壊滅的にダメです。絵心無い侍。


in 萩博物館 ~貴重な史料の宝庫 なぜか貝殻を無料配布~

菊屋横丁から徒歩数分のところに萩博物館があります。
   萩博ブログ:http://hagihaku.exblog.jp/
幕末ファンにとって有益な情報が多くいつも重宝させて頂いています。


高杉晋作愛用の道中三味線
組み立て式になってる。携帯用三味線だなんておシャンティー極まりないアイテムですね
世間一般に浸透している「高杉は洒脱者」というイメージは、この三味線に代表されるのではないか。(事実、高杉は、身の回りの物にかなりこだわる男でした。コイツもいちおう、ええとこのぼんだからな・・)
萩博の「高杉晋作資料室」には、高杉愛用の品々が多量に保管されており、長州ファン必見の場所なのです!この部屋に住みたい。

オマケ

にこぽん=桂太郎ちゃん★ の帽子
贔屓キャラ愛用品あるとつい写真撮ってしまう。この旅行で総計200枚くらい写真とってたよ・・気づいたら・・怖
ちなみに桂太郎は死後、その遺体が解剖に付せられたのだが、脳の重量は1600グラム(当時の成人男性の平均より300グラムも重かったそう。)でドイツの哲学者カントと同じ重さだったんですって。
この明晰きわまる頭脳で日清日露2度の大戦を勝利へと導いたのか…さすがだぜ太郎!!




以上をもって旅行記の筆を置きます。
とりとめなく何の考察もなく、主観のみで綴った稚拙な内容にも関わらず、御相伴くださり御目を通してくださった方、本当に有難うございました。
とりあえず、私は本意を遂げることができ安心しました…そして久しぶりに趣味のブログを更新することで最近の不幸事に対する溜飲も下がったような心地がします。日頃の鬱積は、やはり趣味で晴らさないとダメだな~。

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プロフィール

HN:
トリコ
性別:
女性
自己紹介:
漫画・歴史・文学に無駄な情熱を浪費する可哀そうな腐女子。
趣味は文系、専攻は理系。文理両道目指してます。
近代史妄想が激しい。史実と虚実の混同注意報発令中。

:好きな政治(思想)家:
吉田松陰、大久保利通、木戸孝允、山田顕義、高杉晋作、久坂玄瑞、伊藤博文、伊東巳代治、勝海舟、福澤諭吉、浜口雄幸

:好きな文士:
トーマス・マン、ドストエフスキー、ボードレール、アナトール・フランス、夏目漱石、正岡子規、森鴎外、泉鏡花、徳富蘆花、芥川龍之介、三島由紀夫、寺田寅彦、中勘助、太宰治、織田作之助、司馬遼太郎、滝沢馬琴

:人生の聖典:
留魂録、葉隠、歌よみに与ふる書、醒めた炎、竜馬がゆく、魔の山、銀の匙、唯脳論、深夜特急、寺田寅彦随筆集

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