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カラマーゾフの兄弟

クリスマスおめでとうございます。クリスマスの朝に旅行先から凱旋し
一睡もしないのに
これからまた敵地(てゆーか、学校)へ赴かねばなりませぬぬぬぬぬん。

どんなに忙しくても、いや忙しいからこそ、ブンガク萌えは大切。
こないだ罪と罰の絵を描いたので
こっちも絶対描かねばならぬと思っていた カラマーゾフの兄弟v


カラマーゾフの兄弟。もはや有名すぎる小説なので私の書評など必要ないでしょうけど


★単純バカで直情的で自制心がないけど案外いいとこもあるよ、長男で軍人のドミートリィ★

★インテリで自尊心が強くて他人の力を必要としない鼻持ちならない無神論者だけどじつは兄弟の中でいっちゃん苦労人、ワタクシひそかにメガネキャラ希望vな次男のイワン★

★無条件にみんなから好かれる子、かわゆくて、おとなしくて、うぶで素直で敬虔な、僧侶見習い三男アリョーシャ(本名はアレクセイ。)★

兄弟だけど育った環境が違えば性格もバラッバラ!!(わたしの偏愛と偏見が入ってます)

そんな三兄弟+もろもろのおりなす悲喜こもごもの物語『カラマーゾフの兄弟』は二十世紀最高の傑作哲学小説!!!!




かの哲学者ウィトゲンシュタインはこういった。
「私は『カラマーゾフの兄弟』を最低でも50回は精読したね!」

いまや世界に名をはせる作家・村上春樹はこういった。
「僕の作家&読書家としての人生にもっとも影響を与えた本を三冊あげるならば、レイモンド・チャンドラー『ロング・グッドバイ』、スコット・フィッツジェラルド『グレート・ギャツビー』、そしてドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』だ。」

私は…私はどうかな。自分の人生変えた小説ベスト3には入らないけれど、ベスト10には確実に入ります。「考える蘆」=人間に生まれたならば、この小説を読まずに死ぬのは読書人として不幸だ(><)

『カラマーゾフの兄弟』…実は未完ですけどね。


うろ覚えで描いたので自信なくておおっぴらに晒せないから見たい人だけクリックで見てください(ちょい控えめに主張)コーリャ・クラソートキンは癒し系だと思うの。

原作読んだのはるか昔な上に今、手元にないから再読したくてもできないお



物語と直接の関係はないことですが
私、海外の文学作品を読む場合、心がけていることがいくつかあります。

ひとつは、文学の中に国民(民族)性を見る事です。
(私は歴史好きなので、歴史に照らし合わせて考えてしまう)
……カラマーゾフの場合は、ロシア小説ですから、スラヴ民族ですね。
この小説から読みとれるように貴族や平民のインテリ層は欧州の文化に恋々たり。けれど歴史的にみれば古代からロシアはたびたびアジア人の支配を受けているのよ(例:チンギス・ハーン)白人というにはあまりに、王朝にまでアジアの血が混ざりすぎている その上 思想もアジア色が強すぎる。

ヨーロッパ人にもなれず、かといってアジア人になる気はさらさらない(っていうかむしろ蔑視観が定着してるので…)
ロシア人=スラヴ民族は白人種にも有色人種にも、どの世界にも属せない地球上の孤児のような存在で、そのことが少なからず国民性に影響しているのですよ。そういうことを(小説の中に)探して見るのもたのしいのですv

まぁ小説の内容と関係ないけど…余談ながら 海外文学をさらに美味しくいただく秘訣。

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Crime and Punishment



“一つの微細な罪悪は百の善行に償われる”

ラスコーリニコフ君のきわめて理性的な犯罪肯定術♪

病んでる…トルストイもドストエフスキーもロシア文豪ってこういう 『イきすぎな理性』(≒現代社会)
と対立する真のヒューマニズムを追求した文学が多いような気が。(といっても私はトルストイとドストエフスキーしか読んでませんが…他に誰がいたっけ)
なに自然回帰?社会契約論?ルソー?(それはフランス人でしかも時代が違う)

すばらしいと思うけど、ちょっとこわいよね。

『罪と罰』よりは、『カラマーゾフの兄弟』が好きです。



ちなみにこれは手塚治虫漫画の『罪と罰』


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漫画・歴史・文学に無駄な情熱を浪費する可哀そうな腐女子。
趣味は文系、専攻は理系。文理両道目指してます。
近代史妄想が激しい。史実と虚実の混同注意報発令中。

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:好きな文士:
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