
桂さんが高杉晋作、久坂玄瑞、伊藤俊輔、井上聞多の4人を呼び出してお説教してます。
「まったくどーしていつもいつもいーっ…つも!好き勝手ばかりやって藩に迷惑をかけるんだ!お前たちの軽挙妄動の後始末をするのが両三度 私や周布さんの役目だというのを知っているのか?そんなに私の寿命を縮ませたいか?晋作、なにを笑っている」
高杉、ヘラヘラ笑いながら
「わーるかったって言ってるじゃん…もう半刻も謝ってるぜ。なぁ桂さん、」
「なんだ」
「そんなに怒ると、美人が台無し☆」
桂さん静かに怒る。
「……だれのために怒っているか知ってるかな…?晋作くん…」
「(恐っ) あ。そうだ俊輔のことで何か話があるんじゃなかったっけ?」
俊輔、説教は聞いてなかったが自分の話題が出たので反応する。
「そうですよー説教なんかよして桂さん早く教えてください。僕自身のことなんですから気になります」
「ちっ、お前らなぁ…(まいいか)…あー、このたび藩に上申したことについて沙汰があった。伊藤俊輔を、今日より士分に取り立てる」
一同「えええっ!」
「やったな~俊輔!ついに武士だ!よっしこれからみんなで飲みに行こう行こう別嬪のいる妓楼がええな~♪」
聞多すかさず手を叩いて磊落に笑う。親友の昇格をこころから祝福している。
「おめでとう俊輔、これから行動範囲が大きく広がるよ、よかったね(にっこり)」
久坂かわゆい笑顔
「フン。お前もやっと俺らと同じ土俵にあがったな。」
高杉は相変らず傲然と人を見下した物言いだが、これが素なので悪気は無いつもり。
「武士…足軽なんかじゃなく、れっきとした武士になったんだ…!!か、桂さんが僕のために運動してくださったんですね、…有難う御座います!!うわーん」
感極まって泣き出す俊輔。
桂さん満足げに頷きつつ「うんうん、俊輔、これからも頑張れよ。」
怒っても説教してもやっぱり桂さんはみんなの優しいセンパイなのでした☆
毎度の妄想も度重なれば恥すら感じなくなってきた…末期?(なんの?)
桂さんてほんと後輩の面倒見が良い。良い人すぎて泣けて来る。高杉の悩みの相談にのってあげたり(手紙のやりとりで)あまりに親切な桂さん…あなたのそういうところが大好きだ!
それにしても幕末初期の村塾の子らは安直な攘夷論をふりまわして大暴れ、もうめちゃくちゃだったねえ!
ちょっとユカイだけど…(というか楽しそうで…いいな)
桂さんのような思慮深い、(内心開国希望/小声)の人が一生懸命若い子らの暴発を食い止めてたわけですが、本当にお疲れ様…と言ってあげたいよ桂さん。
桂さんが堂々と開国希望を叫べなかったのは
長井雅楽が
航海遠略策(という、鎖国を開いて貿易で儲けようとする政略)で失敗した轍を踏まないようにするためなんですが、こういうちょっと慎重すぎる態度が「逃げの小五郎」の汚名をほしいままにしてるんだよなー(^^;
