暑さ厳しい今日この頃ですが皆さまいかがお過ごしでしょうか。
私は夏バテぎみですが、歴史妄想が捗りすぎて脳が沸いてます・・・暑さのせいか元々頭がおかしいのか、さてはて
陸軍の夏のよそおい… 夏衣袴の白軍装、かわいい
左から、児玉源太郎・西郷従道・桂太郎 なんでこの3人…取り合わせおかしい(ホンとは大山巌描こうとしてたんだけど時間なかったんです)
ちかごろ自分の中で小西郷(
西郷従道)ブームが来ています。
この人、いつも実兄(西郷隆盛)の威光と人気の陰に隠れてしまって、損していると思う。
が、実は陸海軍史上(+教育史上)(+外交史上)、彼なくして日本近代史は語れないのではないか、と思えなくもない位には史料の中に頻々とこの人物の名前を見る。
明治になってすぐ渡欧しているんですが、木戸の後任でいっとき文部卿になったしその後はずっと兵部省内で一定の地位を占めるに至っている。結果、元帥である。でも、陸軍と関係ないところで動いているのもたびたび見かけるので、思うにこの従道という男は、器用貧乏の典型を地でゆく人なんだろうと思う。
加えて、従道の逸話ってどれもこれも面白すぎる。
名前の話はまあ有名だと思うが、
隆興(りゅうこう)と言ったつもりが、薩摩弁の訛りが強すぎて「じゅうどう」に聞こえたので役所の人が戸籍を従道で登録してしまい、本人も
んじゃまあ、それでいいやといって、結果、従道になったという。(てきとうすぎだろ・・・!)
それから台湾征伐に際して、「征台が失敗したときは俺の命をくれてやる!」と決死の見栄を切ったけど、木戸さんから「あんたの命なんかイラネ!」と返されたのも好きな話。
んで、台湾征伐から帰って行方不明になったのでみんなが慌てて捜索したら、新橋の芸者のとこにもぐり込んでダラダラしていた。あまりに芸者遊びが激しいのを
大山巌(幼馴染のイトコ)に怒られたのに、
「おまえはアバタづらの不細工でモテないから、僻んでそう怒るのだ」とか言って、大山を更にイラつかせたりw
学問は
伊地知正治に学んだが、従道があんまりバカなんで伊地知がキレたら、
なぜか従道も逆ギレしたり、
でもそれなりに反省したのか家に帰ったら天井から縄を吊って自分の体に巻き付けて、勉強机に向かっている間は居眠りしないように&脱走しないように自分で工夫をこらした話も間抜けで一抹の可愛らしさが感じられる。
海外にいたとき外国人から「日本のサムライが好きなものは何か」と聞かれて、「
酒と女」と答えたのも、
たまらなく好きなエピソードです。
彼の逸話はほかにも笑えるのが多くて、愉快極まりない。
こんなに面白いのに、なぜか地味、というかいまいち目立たない。兄が偉大すぎるあまり、従道の良さが霞んでしまうんだね。
というわけで皆様、西郷従道をもっと愛で称えましょう。笑。
おまけ
伊東巳代治☆ みよたん定期絵
(追記)
都知事選いってきました
今、投開票をみてるんですが、こいけ氏当選確実だそうで、おめでとうございます。
都民として、これからの都政に期待するところ大であります。

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