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幕末維新祭り

吉田松陰先生命日(27日)につき世田谷松陰神社では「幕末維新祭り」という(名前からして萌える)
ちょっとしたお祭りが催されました。わたしは幕末も維新も知らない、つーか興味ないツレを一人ともなって行きました(迷惑)

世田谷松陰神社。
明治時代、このあたり一帯は畑・田んぼ・農家が疎らにたつばかりのド田舎であったのですが、都会の喧騒に倦んだ蘆花徳富健次郎はここに隠棲し、晴耕雨読の悠々自適な生活をおくったのです。が、それは維新と関係ないッスね。
江戸時代。安政の大獄で斬首刑に処せられた吉田松陰先生の冤罪をすすぐべく奔走したのは、高弟の高杉晋作。
時代が尊皇攘夷に傾いたとき天皇陛下に詰寄ってなかば強迫するかたちで処刑された志士の名誉を回復する詔勅を出させ、それを幕府につきつけ、子分の伊藤博文(当時、俊輔と名乗っていた)といっしょにザクザク罪人墓地を掘り起こし(「今日は掘り放題だ!」という意味不明発言はこのときの高杉が言い放ったもの)松陰先生のご遺体を世田谷若林の長州藩邸(現在松陰神社のある場所)に改葬しました。
そして維新後、政府の要職に就いた生き残り松下村塾生(ガタ、俊輔、ヤジ野村靖乃木さんetc)有志が金を出し合って建立した神社が、松陰神社なのであります。

という歴史的背景はさておいて私28日にいったんですが…奇兵隊パレードて29日かよ…しらなかたよ…(下調べくらいして行けよーもーバカ…ああーぶっちゃけ5月の新撰組パレードよりこっちのが見たかったのにあああ…フッ所詮人生なんてそうさ、一番大事なものは常に自分の真横をとおりすぎていくのさ…死にたひ)
でも、いいもんね、

一坂太郎先生のサインもらっちゃったし

一坂太郎先生は東行記念館副館長・学芸員、萩市特別学芸員(萩博物館高杉晋作資料室長)、ひとことで言えば長州史&高杉晋作研究の大家であらせられる。著作もいくつか出しており
私の所有する先生の出版物は↓

一坂 太郎 / 中央公論新社
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一坂 太郎 / ベストセラーズ
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一坂 太郎 / 新人物往来社
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↑高すぎの書簡集。久坂宛、桂さん宛、うのちゃん宛はマジ萌

ほか2冊ほど史跡紹介の本を所有しております。

思わぬ機会に一坂先生の講演を拝聴できてラッキーでありました!感激しました。私の連れ(維新史キョーミない)も、「おもしろかった。歴史て楽しい」と感想を言うておりましたが先生の講演は解りやすく闊達で、ユーモアなど小ワザも効いており愉快な内容でした。そして先生が萩での生活など語ってくださったとき私は、150年前から現在までまるで雄大な大河の流れのように「歴史は連続している」こと、水の粒子のひとつひとつが「過去の事件」でありおのおの分子間には水素結合があること、つまり「歴史上の事象(事件)は不断な連続性をもつ」こと、それが大きな流れを為し歴史をつむいでいることを、漠然とした気持ちながら感じることができました。
これらはきわめてフツーの事実なのに感懐を抱くことが非常に難しいことです。しかし先生のお話にはどこか、そういうことを感じさせる説得力がありました。よいお話を有難うございました(とここでお礼を言ってもねえ)機会あらばまた講演行こう。イエーイ。


追記ですが
いやーしかしちょっとビックリしたのは、、あのー、一坂先生て
若いな…
(といっても40代くらいかなー)
もっと高齢の方を想像してたから…はあ。(こんなこといったら失礼かしら、、)ちょっと意外なかんじだったから

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プロフィール

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トリコ
性別:
女性
自己紹介:
漫画・歴史・文学に無駄な情熱を浪費する可哀そうな腐女子。
趣味は文系、専攻は理系。文理両道目指してます。
近代史妄想が激しい。史実と虚実の混同注意報発令中。

:好きな政治(思想)家:
吉田松陰、大久保利通、木戸孝允、山田顕義、高杉晋作、久坂玄瑞、伊藤博文、伊東巳代治、勝海舟、福澤諭吉、浜口雄幸

:好きな文士:
トーマス・マン、ドストエフスキー、ボードレール、アナトール・フランス、夏目漱石、正岡子規、森鴎外、泉鏡花、徳富蘆花、芥川龍之介、三島由紀夫、寺田寅彦、中勘助、太宰治、織田作之助、司馬遼太郎、滝沢馬琴

:人生の聖典:
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