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青木周藏は、ドイツ人の美人妻と木戸を何より愛するナルシストな変態(当社比)
というエキセントリックな色男で、その性格のくどさ(…)で木戸を何度も辟易させた人なのですが、自分、こういう 頭のねじ1本(どころでなく何本か)抜けている人物がだいすきです。
井上馨に比肩する個性の強さだと思う。
木戸の関係文書(1)は、図らずも青木周蔵書簡集のようになっているのだが、
ドイツにいたころ品川やじろうと連名で下ネタ書簡wを木戸に送り付けたりしている。
(んな内容の手紙を連名にするのは、どうかと思うが…)
それだけで爆笑だが、最近の歴史書なんかを見てると、「青木は自己賛美が激しく、都合の良い記憶の改ざんをすることがしばしばあるので、あまり彼の言を信じすぎないほうがよい」とか書かれてしまっているwwので、なんなの?この人物。ほんとに素敵なんですけど。
と思わず夢中にならずにいられない。
伊藤博文に対して、「おまえも(僕みたいに)美人な細君でももらって、外での女色をすこしは控えたらよかろう」とか上から目線で忠告して、
伊藤から、「んだよアイツ、維新前は子守女?とイチャついてやがったくせに偉そうによぉ(怒)」とか何とかいう内容を回顧談に書かれてしまっている(BY『伊藤公直話』)。
伊藤と青木の下らない、不毛な、意味不明な小競り合いはこのほかにも結構あって面白い。
青木関係の話は、叩けばホコリが出るがごとく掘り出すといくらでも笑える逸話が出てくるので、飽きない。
とりあえず木戸文書の一巻だけでもいいから単行本化かなんかして廉価で手に入るようになったら、青木の人気が急上昇すること間違いなしと思う(下ネタ書簡集…)ので、そういう出版業界にいる方には、一筆申し上げたいと常々考えておりますれば、この場を借りてここにしたためておく。
(竜馬の全書簡集が単行本化し、1000円程度の破格の値段で今や読めるようになったのだから不可能ではないと思うのだが、果たしてどうだろうか。)

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