
セーラームーン25周年なのかー。道理で最近いろんなところでグッズ見かける!
小学校のころ、クリスマスに ルナP もらったのは良い思い出です★
絵と関係ないけどダーウィンの『種の起源』読んでみました。
理系本の中でも最有名な書物のひとつ。といってもいいのに、今まで読んでなかったんですよね~
すみませんね、わたし理系なのにね…
内容は、自然淘汰とか環境適応による生物の進化とか、まあ皆さんご存じの通りだと思いますので割愛しますけど、この本が1859年に書かれたってのが、まず1番の驚きです。日本ではまだ、安政年代だよ…
この年代に、いわゆるコホート研究とか、統計学を駆使したデータ整理法を自分でちゃんと確立していた研究者って、ダーウィンのほかにどのていどいたのだろうか。
ただ、現代の遺伝学(分子生物学)的観点からみると、必ずしもダーウィンの学説が全て正しいとは言えない。
誤謬が非常に多く、また、一般的な学術論文とは違い、きわめて根拠不明瞭な客観性に欠ける推論や伝聞も多々ある(ダーウィンの知人猟師とか、友達から聞いた話とか普通に入れてくる)(猟師って誰だよ…)ので、一読する際はそういう事実をふまえた上で読んだほうが良さそうです。
しかしながらダーウィンの素晴らしいところは、やっぱり沢山あるんだけど、
例えば、少ないデータから、自然の様々な事象の本質を見抜く力に富んでいたこと。
個人的な経験から言えば、『事象から本質を穿つ』能力は、研究者のセンスというかもはや才能の一種であって、努力で獲得できるものではない(9割の先天性と1割の努力)と思うので、
やっぱりダーウィンは当代随一の天才といって間違いないのだろうと思う。
また、当時の世間一般で浸透していたキリスト教の『神による万物創造』を、科学的に否定し、
それに対しておそらく差し向けられるであろう反論とか、世間からの攻撃に対しても、懇切丁寧に撃退するべく文章を残しているところは素晴らしい。
ダーウィン先生かっけぇッス!
科学文書として、スキのない、美しい仕上がりの書物であるのは事実です。
この本が出版されたわずか70年後に、
ワトソンとクリックという2人の大学院生がDNAの2重らせん構造を発見し、今まで謎とされてきた“遺伝の神秘”が次々解明されることになり、分子生物学の時代が、華ひらくわけですね。
なんか感慨深いものがあるね。

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