絵はライチ☆光クラブだけど
いいかげん三島由紀夫の「青の時代」のレビュー書こうぜ私…(^^

三島 由紀夫 / 新潮社(1971/07)
Amazonランキング:56,838位
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結構前に読み終わったのに長々と感想を書かずにいたのは
幕末病に罹患してたのもあるけど、この小説に特筆すべき点があまり無かったから(^^;
う~
今まで読んだ三島さんの小説の中でいちばん退屈でした;(小声)私が高利貸しのシステムとか経済についてまったくの門外漢だからという理由もありましょうけど。
…青の時代は、「光クラブ事件」という金融事件を元に書かれたのです。これはアプレ・ゲール(戦後)犯罪として代表的なもの
あとで知ったんですが、三島さん自身この作品が駄作であると公言してるようですね?ほっ(て安心するのも妙ですね)
戦後の無気力アプレ青年の特性を描いているでもなし、「ライチ☆光クラブ」との関連も無し
太陽カンパニイの没落に至っては事態が急速に進みすぎてちょっと「尻すぼまり」…だった…な
でも誠と耀子の恋愛遊戯は愉快でした。三島さんの小説ってたまーにだけどフランス小説読んでるみたいな感におそわれる…う~ん恋愛に関してはことに高尚
あと相変わらず哲学談義は面白いです。
愛宕は社会の寵児で適応力バツグン。戦後日本の経済的テイクオフを担う「現代人」になれる人材。
これに反して誠は、(賢いけど)ちょっと不器用で「近代~現代」の域を出られず破滅へとひた走る人。とみた

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