ということで、今年に入って、オダサクの作品を時々 読み返してました。
んで、この本↓ 買ってしまった…★いやちょっとお高かったけれども、写真や資料が多くて、買ってよかったです。ほんと。
 | 著者 : 河出書房新社 発売日 : 2013-08-23 |
ひさしぶり織田作之助v
浪華の不良文士イェ~(^^)bヒロポン打ちまくりイェ~~(^^)v
そういえば過去にも何度か描いたけど調べたら最期に描いたの2007年・・・エッそんな経ってたんか
(過去記事)
『青春の逆説』 「あてでっか、あてはどないでもよろしおま。」
戦時中に出版され当局から発禁処分を受けた、いわく付きの作品。オダサク的には渾身の傑作だったはずだが発禁となったことにショックをうけてしまい、暫く心斎橋界隈の下町を夜な夜な「放浪」(←オダサクが自分でそうゆってたw)したあと、
『世相』というタイトルで近世の文学界の風潮を痛罵する内容の短編を発表したw
喧嘩速いっつーか、オダサクのそういうとこ凄い好きです
『わが町』 君枝ちゃん&次郎ぼん 幼馴染が大阪で再会するシーンは胸がときめきましたv
マニラへ出稼ぎに行って大阪に戻ってきた主人公こと、"ベンゲットの他あやん"
そして彼をとりまく人々のドタバタ人情劇。
この作品だけ読むと、オダサクが無頼派だとは思えませんね。個人的には『夫婦善哉』と並ぶ代表作と思います。大好きな作品です。
そういえば、この作品はある意味『夫婦善哉』のスピンオフ作品、といえるのかもしれません。
柳吉や蝶子が出てきますし、内容もかなりかぶってますからね
オダサクの文学の魅力は、無頼派らしからぬ義理と人情、表情ゆたかなキャラクターたち
大阪の繁華街、ギラギラ・ごちゃごちゃ・ガヤガヤ感。
愉快で魅力的な関西弁、そして、おいしそうな下町グルメ・・・etc
戦前から戦後にかけてもっとも活躍した作家なんでしょうが、いかんせん活動期間が短かったせいか文学界における不動の地位を占める。。までには至っていないような。
すごくすごく大好きな、思い入れのある作家なので、今後もっと注目されるといいなと思います。
素敵なんですよ、ほんと。

PR