ゆるゆる読んでます

里見義実(伏姫の父上の若い頃)
序盤の鯉釣りシーン…いもしない鯉を、騙されて釣りに行った(^^
かなまりさん登場しなかったら死んでたよなこの人
英雄なのにどこか抜けてると思うお
ところで、「文学」と「歴史」を別々のカテゴリにしなかったのには理由がありまして…
スタンダールは『赤と黒』のなかで斯く申しております。
「さて、諸君、小説というものは大道に沿うてもち歩かれる鏡のようなものだ。諸君の眼に青空を反映することもあれば、また道の水溜りの泥濘を反映することもあろう。…」何のこと言ってるかわかりますかね;
実際に小説読んだ方はわかると思うんですが、オブラートに包みながら政治批判してるんですよ。水溜りの泥濘、は、政界の腐敗を示唆してます。
スタンダールの申すように、小説(文学)というのは、時代の投影であり、歴史の痕跡だと思っております。歴史と文学を切り離して考えるのはきわめて不自然に思います…ゆえに両者は同じカテゴリにするべき、という結論に至りました。
たとえば、森鴎外は文学者でありながら陸軍軍医総督であったため、政治的な活動もしてるし、またその内容を小説にもしてますしね。
ただし、スタンダールは同作の中でこうも言っています。
「政治なんて文学の首にくくりつけた石ころみたいなもので…(中略)…おもしろい作り話のなかに政治をもちこむのは、音楽界の最中にピストルをぶっぱなすようなものです。」文学が政治諷刺を目的としてはいけないと言いたいんでしょうか。
歴史に文学、同じカテゴリにしていても、どちらについての記事か明確にわかるように書くよう心がけなきゃな~(^^;なんかごっちゃになりそうで不安なんだけどね…
あー明日は桜桃忌だから太宰さんの墓参ってきます。

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