過去絵さらしはいったん中断して文学のことをば。
ネット活動休止してる間に小林多喜二の『蟹工船』&『党生活者』を読了

主人公(左)は、パラシュート工場に潜り込んで共産党活動してる『党生活者』
いわゆる“アカ”い方でございます。官憲に追われまくりで日々多忙。
この主人公よりも右の女性(伊藤女史)のほうが好きだったなー
もうすんごいアクティブ!!工場の女性連を誘い おしるこ屋へ行って言葉たくみに党員勧誘する…したたかな女!!
共産党ビラをズロース(下着)に隠して工場内へ秘密で持ち込みバラまいてみたりとか。
なんかこう、昭和初期の知識女性らしい無鉄砲さが小気味よいですね。
…プロレタリアート!!プロレタリア文学といえば太宰治を連想してしまいますが(太宰かぶれ)
小林多喜二のほうがもっとこう…ドぎついのを書いてたのですね。
(ごめんなさい、私 小林多喜二は初読なんです。)
蟹工船では「社会の下積みになっている労働者大衆の非人間的な生活とその自然成長的な闘争」が描かれており、登場人物の個々人のキャラクターに迫る描写は少ないながらも労働者全員が徐々に全体として一貫した行動を起こしてゆくようになるのが特徴かも。
(自然成長的な闘争─ストライキとかね)。
その様子がま〜た不気味で…生への必死の執着が生々しくて、
これはちょっと絵にできないなー、ということで今回は
『党生活者』のほうを描いたのです。
党生活者は作者の死の前年に書かれたもの。
近代的な軍需工場の計画的な闘争運動を綿密に描いてる。
あー、そうか、労働運動ってこんなふうにメンバー同士で連絡とりあって、ビラ配ったり警察から逃れたりしてたのね、
とゆう内容のことをコト細かに書いてる(これは作者自身の体験記みたいなものなんだけど)。
蟹工船と異なるのは、一人称の主人公とそれをとりまく少人数のメンバーが物語の中心をなしているところかな。
私はコッチのが深入りしてしまうねえ。
それにしても当世の社会運動って個人的生活の負担が大きすぎてビックリですね。
メンバー間の連絡とりもつだけでマル1日かかったり…と。今のご時勢なら「メール」とか「ケータイ」であらゆる問題も一発解消ですよ。

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