日清・日露戦争の勝利を経て、台湾の割譲、韓国併合と拡大された版図を新しい山河として視野にとらえるわずかな歳月を生きて太郎は歴史から消えていった。(BY古川薫)
アジアの山河は、民族の誇りと歴史の反省と新しい理念の創出を待ちながら確固として存在する。悠々たる白雲おのずから去来する青山は動かないのだ。
今年の私。
…ネット復帰に始まり歴史文学に終わった
■歴史■
もっぱら陸軍病。司馬先生のだいきらいな日本陸軍に萌え萌えです。(司馬氏は海軍贔屓だお。)
私を夢中にさせた人物たち→山田顕義、桂太郎、児玉源太郎が中心でつね。
歴史本も、この三人についてのものを多く読んだな。あと岩倉使節団についてもたくさん読んだ。
山県有朋、木戸孝允、伊藤博文、井上馨、大久保利通、大村益次郎 etc 維新の元勲は慢性的に愛してますそれから小村寿太郎、陸奥宗光、大山巌、東郷平八郎、乃木希典、山本権兵衛(海相)、寺内正毅(陸相)、西園寺公望…(政府人ね…
幸徳秋水と中江兆民、徳富蘇峰は左翼連(not 役人)で萌え
あと福澤諭吉v『福翁自伝』とっても良かったよ。ゆきちは自分以外の人間がみんなバカに見えるのね~笑
『木戸孝允日記』を購入したことは一大事件
それから『米欧回覧実記』全巻(岩波文庫)大人買いした←ばか!?
ちょっと岩波書店さん…こんなマニアックな本、いったい誰が買うんだよ!?(私買ったけどさ!)
読むのに10年くらいかかりそうな本でつ。なんせ明治期発刊されたやつ100巻もあるからな…。
自社の利益ちっとも考えずに超マニアックな本ばかり出版する岩波書店に萌える
愛してます有難う有難うvvvvv
というわけで明治。大好き。明治ノスタルジイ~♪
明治は遠くなりにけり。凛冽たり近代なお精彩あり明治人v
いい加減ミーハー幕末萌えは卒業せにゃならんが
幕末はモダンヒストリにおける神域(←…?)なので
いつまでも萌えてます。久坂玄瑞大好きです。くじけそうな時、私の心の支えになってくれる
■文学■
今年読んだ本の中でよかった、好きだったものベスト5(日本史をのぞく)
1 『南総里見八犬伝』・・・滝沢馬琴
いい加減、つづきを読みませう (…すみません;;だってあれ長すぎ…)
日本が世界に誇るファンタジー小説であるとともに江戸時代の死生観を説いた哲学小説でもある、と、思います。あとエロいですv(笑)
2 『ローマはなぜ滅んだか』・・・弓削達
弓削先生へ追悼の意をこめて…m(_ _)m
ローマ帝国の歴史を透かして現代を見直す本。比較文化論としてはありがちか?と思ったらちっともそんなことありませんでした!◎
読了後じわじわとインペリアリズム(帝国主義)の虚構に気付いたよ(こわい)
3 『三酔人経綸問答』・・・中江兆民
中江兆民の思想書。最近知ったんですけど、三酔人にはそれぞれモデル人物がいるのね?
東洋豪傑君=井上毅 洋学紳士君=徳富蘇峰 南海先生=中江兆民
えっ…豪傑君がコワシですか、そうですか(笑)
4 該当無し
ホントにない。
5 なぜか『人生論』・・・トルストイ
読了直後の感動はさほどでもなかったのに
なんでだ労…
すべて重荷を負うて苦しんでいるものは、わたしのもとに来るがいい。きみたちを休ませてあげよう。
という言葉が頭にこびりついて離れないの;
つかれてるんかな
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