申し訳ないくらいお久しぶりです(恥)
忙殺されてますけど元気です。もうちょっとで、また絵の描き方を忘れるところでした。
さて近況。
環境衛生学と微生物学の、国家試験対策になるかな?
と思ってyou tubeで観はじめた『もやしもん』が、意外に面白かった件。

石川 雅之 / 講談社(2005/05/23)
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一言でいって微生物漫画。“
目に見えない微生物が見えてしまう”不思議な能力を持った青年が農大で繰り広げるおかしな物語…
酵母菌、アオカビ、クロカビ、大腸菌、O-157…… etc
大学の講義で馴染み深い名前が続々登場します。
次は、ぜひ
腸炎ビブリオを出演させてください。私の好きなウイルスです。
ワタクシ農学は専門外だけど、応用生物科学や微生物学など遺伝子・ミクロ単位の分野は農学部と似たようなことをやることがあります。
研究室とか電子顕微鏡とかシャーレとか寒天培地とか院生とか白衣とか
「これぞ、科学の醍醐味よ!!」と
激しく共感してしまったではないかwww 理系大学生は必見のアニメ。
特に、医歯薬系の大学生は、国家試験の勉強になるので、ぜひ見ましょう(笑)
観ていて少し気になったことがあります。
それは、ある女の子(ヒロイン?)がしきりに
抗菌スプレーを使って環境中に存在する細菌(常在細菌という)を殺していたシーン。
昨今の 抗菌ブームって・・・ いかがなものかと思うの・・・。
そもそも微生物って、あらゆる生物にとって 最も身近で最も長く共生してきたもの、なのよね。昔から常に身のまわりにいて当たり前だったわけです。それが、今の世の中に蔓延する抗菌グッズによって一掃されてしまったら・・・どうなるか解りますか?
①まず、ヒトがある程度もっていた病原性細菌に対する耐性(抵抗)が無くなる
つまり、病気に罹りやすい身体のできあがり~です。
②悪い細菌を殺すと同時に、ヒトにとって有益な細菌まで殺してしまう。
たとえば、ビフィズス菌とかね(ヨーグルトに入ってるやつ。腸内にも常在するけど)
③現行する医薬品が効かなくなる。医薬品で退治できない細菌が増える。
MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)なんてまさにソレ。ブドウ球菌なんて普通に皮膚にいっぱいついてるようなショボい菌なのに、抗菌グッズのせいでこんなショボい菌がマジ最強最悪の伝染性病原菌に変化します。悪夢。
細菌ってただ人間に害を与えるだけではないのです。
微生物は人間に免疫的な強さを与えたり
栄養摂取の面でもいろんなところでサポートしてくれてるんですよ。無闇に殺すのは感心しません。
世界中みまわしてみても、抗菌グッズが濫用されるのは日本だけだよ。
なので今現在、
日本人はもっとも細菌によわい(病気にかかりやすい)身体を持つ民族、といわれています。
実際、多剤耐性菌の多さも日本が世界で一番・・・
バイオテロなんて起こった日にゃ
まず一番に絶滅する国民は日本人に違いないよw(笑・・・いや笑えないけどさ)
とりあえず『もやしもん』の作者の偉いところは
そういった 抗菌グッズや多剤濫用の引き起こす悲劇について多少なりとも危機感を持っているらしきところ。今後どのような方面からこの細菌学的クライシスにアプローチしていくのか(その機会があるのかどうかも含めて)
楽しみに視聴しようと思います。
三瀬 勝利 / 文藝春秋(2005/08/19)
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●余談●
実はもうひとつのブログにも感想?というか所見を認めたので
微生物がスキ!!とか科学に興味がある!!という人は
コチラからどうぞ

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